スプートニク日本
「悪魔よ、日本からとっとと去れ。日本でお前の顔など誰も見たくはない。日本人は全員お前を憎んでいる。ロシアに戻れ。日本から、『クリケットクラブ・トロント』から消えろ。フィギュアスケートからいなくなれ。」
ウィアー選手はこうした脅迫状に毅然とした態度で抗議している。
「いいですか、この手紙は(日本で)ショーに出演する選手のひとりが『ファン』から受け取ったんです。年上のスポーツ選手としてこうした行為は許さない。ぼくのフィギュア選手を威嚇することは許さない。誰かのファンにならないのは勝手だが、みんなに敬意は持つべきだ。個人の憎悪はこの世界から遠ざけてほしい!」
手紙が誰に宛てたものであるかはすぐに判明した。
第1に「クリケットクラブ・トロント」に所属しているのはメドベージェワだ。トロントにはもうひとりポーランド国籍を取得したロシア人のエカテリーナ・クラコヴァがいるが、彼女は日本でのショーには出ていない。
第2にメドベージェワ自身が、ウィアーのポストを読んで憤慨したファンたちが脅迫状を糾弾するコメントにすぐに反応し、こう答えたからだ。
「応援し、温かな言葉を下さる皆さんに感謝。私は全然平気だし、この手紙に動じることなんて全くなかったし、ましてがっくりと膝を落としてもないってことを伝えたくて。こんなことは初めてじゃないし、2度目でも、まして3度目でもないんです。今日のショーは最高の出来だった。ウィアーのような素晴らしい友人は私にはもったいないくらい。」
関連ニュース