カンヌ映画祭 下着無着用のベトナム人モデル出現 露出服装にベトナムが罰則導入へ 

ベトナム文化スポーツ観光省は海外で公序良俗に反する服装をし、その行為によってベトナム人社会を「侮辱する」自国民に対し、罰則の導入を検討している。こうした厳格な措置が取られるきっかけを作った張本人は、先日、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに露出度の極めて高い服装で現れたベトナム人モデルのゴック・チンさん(29)。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

チンさんは、5月19日、カンヌでテレンス・マリック監督の映画『隠された生活(A Hidden Life)』の上映の際に、胸元とスリットが大きく開いた、極薄の透ける素材のドレスをまとって現れた。これを見た人たちではチンさんは下着を一切着用していなかったとの憶測が流れている。

チンさんの大胆なドレスはチンさんの祖国ベトナムで世論のブーイングを呼んだばかりか、なぜか隣国の中国、韓国のマスコミでも痛烈に批判された。この事態を受けてベトナム政権はチンさんが公衆の場のエチケットマナーにどれほど違反したかを調べるため、捜査を開始した。

アゼルバイジャンモデルの処女、日本人政治家が落札 母親のため4億円弱で
同国の文化スポーツ観光省のグエン・ゴク・チエン大臣は政府の会議の席で「彼女(チンさん)がカンヌでこうした服装で現れたことは我が国の標準とは合致しておらず、これは侮辱的な行為だ。そればかりか我々の国のイメージを落としてしまう」と厳しい発言を行った。

チンさんは罪状が確定された場合、強制作業または罰金が科される恐れがある。それだけではない。ベトナム文化スポーツ観光省は自国民が外国で同じように公序良俗に反する服装をした場合、これを罰する法律を制定する。ただしいかなる罰則が科されるかについては現段階では明らかにされていない。

関連ニュース

コメント