スコルコヴォ基金ドヴォルコヴィッチ総裁、日本の技術を使った美味しすぎるトマトに舌鼓

6日から8日まで開催されたロシア最大の経済フォーラム「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」では、ロシアを代表する様々な企業がブースを設け、最新の取組みなどについて紹介した。ロシアが国を挙げて支援するイノベーションセンター「スコルコヴォ」の入居企業「Mebifarm Rus」は、日本の農業系ベンチャー「メビオール」の技術を使って栽培したミニトマトを紹介した。
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メビオールは、土のかわりに特殊なフィルムを使って野菜や果物を栽培する世界初の技術、アイメック®(フィルム農法)を開発。水と養分だけを通す特別なフィルムを使い、高品質で安全な野菜を安価に栽培することができる。フィルム農法は設置する場所を選ばないため、砂漠の上でのトマト栽培にさえ成功している。

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ブースではミニトマトの試食とトマトジュースの試飲が行なわれ、甘みが凝縮され、野菜本来の美味しさが感じられるトマトは訪問者に大好評だった。元ロシア副首相で現スコルコヴォ基金総裁のアルカージー・ドヴォルコヴィッチ氏も「Mebifarm Rus」のブースを訪れ、トマトを堪能した。

「Mebifarm Rus」以外にも、スコルコヴォには複数の日系企業が入居している。その中では、パナソニックも野菜栽培に注目し、特別に開発されたLEDを使った野菜工場実験を開始している。スコルコヴォ内の実験室では、レタスや水菜、ルッコラなどが栽培されている。もしかすると近い将来、日本のテクノロジーの融合で、美味しすぎるサラダがロシアで食べられるようになるかもしれない。

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