珍しい病気の抑制にコーヒーが役立つ 「驚くべき偶然」で裏付け

筋肉の働きを乱して無意識に手足や顔が動きけいれんする珍しい遺伝病、ジスキネジアの症状が、コーヒーで抑えられることが、ある11歳の患者の症例で偶然裏付けられた。サイト「MedicalXpress」が報じる。
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ジスキネジアは100万人に1人の割合で発症し、原因はわかっていない。 

少年の患者の両親はカフェインが発作を抑えると知っていたものの、間違ってカフェインレスのエスプレッソコーヒーを購入してしまい、そのために息子の症状が再発した。4日間、少年はけいれんに苦しんだ。

これで安心? コーヒーは25杯までなら動脈に悪影響なし
4日後に医師の診断を受けて間違いに気づいたとき、両親はカフェイン入りのコーヒーを与えて発作が収まった。

仏パリのピティエ・サルペトリエール病院のエマニュエル・フレモンローズ医師は「これは医学史に記される驚くべき偶然の1つです」と述べた。

ジスキネジアは珍しい病気であるうえ、カフェインを抜くことで被験者が強い不快感を受ける可能性が高いため、カフェインの効果を確かめる実験は非倫理的で実施が難しい。

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