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学者らは、中国北西部のパミール高原で紀元前500年の埋葬地を発見、そこでマリファナの活性物質の酸化生成物であるカンナビノイドが見つかった。古代の高原の住民たちは、葬儀の際にマリファナを燃やしていた可能性があるという。研究の責任者のヤン・イミン氏は、大麻が向精神薬として使われたことを示す最初の証拠だとの考えを表した。
古代の墓地では人骨も発見され、その一部は生贄に捧げられたとみられている。また10台の香炉を含む多数の木製遺物も見つかった。複数の香炉には焦げた石が入っていたという。
ニコール・ボワバン氏は「これらの結果は、マリファナが精神活性物質として最初に使用されたのは中央アジア東部の山岳地帯であり、その後、この習慣が世界の他の地域に広がったという仮説を確認している」と述べている。
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