スプートニク日本
南米のベネズエラでは、独裁体制を敷くマドゥーロ大統領を露・中が支持する一方、暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長を米国が支援し、国際社会を巻き込んだ対立が続いている。
経済はハイパーインフレに陥り、紙幣不足が深刻になっている。こうした状況を受けて、ベネズエラ中央銀行は現在の最高額の紙幣500ボリバルの100倍にあたる5万ボリバルの紙幣など、新たに3種類の高額紙幣を発行することを発表した。
ただし、先月のインフレ率は81万%に達するなど、急激なインフレに終息の気配はなく、新紙幣の発行に対しては早くも効果を疑問視する声が上がっている。
関連ニュース