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軍は時としてアクセスの悪い場所に新たに航空基地の建設をせまられることがあるが、そうした場合に困るのが重機の搬入。費用もばかにならない。ブルーホライゾンは、バイオマスの生産企業「バイオ・マソン(BioMASON)」と共同で、砂や他の種類の土壌からなる普通の泥を、堅固な素材に変換する研究を行った。土壌は水と特殊なバクテリアと混ぜられただけで生合成を開始する。この過程で微生物は繁茂しながら炭酸カルシウムを結晶化させてゆき、それが土壌粒子を互いに結合させるという仕組み。
バイオマスを必要な形に固めることで、堅固なレンガとコンクリートが完成する。試験的に建設された230平方メートルのコンクリートの舗装面は、大重量の輸送機にさえ十分耐えうる強度を示した。
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