米空軍 バクテリアの「繁殖」を利用 堅固な滑走路など計画

米国空軍の研究センター「ブルー・ホライゾンズ」の専門家らは、アクセスが困難な場所にその地域の泥や微生物だけを使った生合成技術を​用い、​滑走路や他の軍事用航空施設を建設することを提起した。技術誌『ポピュラーメカニクス』が報じた。
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軍は​時としてアクセスの悪い場所に新​たに​航空基地​の​建設​をせまられることがあるが、​そうした場合​に困るのが重機の搬入​。費用も​ばかにならない。ブルーホライゾンは、バイオマスの生産企業「バイオ・マソン(BioMASON)」と共同で、砂や他の種類の土壌からなる普通の泥を、堅固な素材に変換する研究を行った。土壌​は水と特殊なバクテリア​と混ぜられただけで生合成​を開始する。​この過程で微生物は繁茂し​ながら炭酸カルシウムを結晶化させ​てゆき、それが土壌粒子を互いに結合させる​という仕組み​。

バイオマスを必要な形に固めることで、堅固なレンガとコンクリートが完成する。試験的に建設された230平方メートルのコンクリートの舗装面は、大重量の輸送機にさえ十分耐えうる強度を示した。

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