トランプ氏、米のロシア送電網攻撃伝えたNYタイムズは「国家反逆」と非難 同紙は否定

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が、米国によるロシア送電網へのサイバー攻撃を報じたことを受け、トランプ米大統領は同紙を国家反逆行為だと非難した。同紙は16日、この批判は当たらないとするツイートを投稿した。
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「プレスを反逆行為だと非難することは危険だ。私たちは公開の前に政府に記事について伝えた。記事に記載されているように、トランプ大統領自身の国家安全保障担当者らが懸念はないと述べている」 

​15日付のNYTの記事は関係者への取材に基づき、米国政府が昨年、ロシアの送電網の制御システムにマルウェアを仕掛ける試みを増やしたと伝える。米国はマルウェアによってロシア送電網のシステムの情報を集め、一部を停止させることも可能だと見られる。

トランプ氏は15日、記事の内容を否定。「実質的な反逆行為」で、米国の国益に害を及ぼすと非難した。

​ロシアのエネルギー省は17日、自社のセキュリティを独自に確保しているロシアのエネルギー会社から攻撃に関する情報は入っていないと発表した。加えて、ロシア統一エネルギーシステムのディスパッチャー・システムはインターネットと直接通信しないため、ワールドワイドウェブからの攻撃は危険ではないと付け加えた。

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