チャイコフスキー国際コンクールに8人の日本人が参加

17日、第16回チャイコフスキー国際コンクールがモスクワで開幕した。同コンクールは世界で最も規模が大きく、権威のあるコンクールの一つであり、スター音楽家を多数輩出してきた。チャイコフスキー国際コンクールは4年に一度しか開かれないため、出場者にとっても観客にとっても大きな意味をもつ。今年の参加申し込み数は過去最高で、世界中の58か国から、954人の応募があった。
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そのうち、38か国の231人が出場を許可された。より出場者の多い国は、ロシア、中国、フランス、ドイツ、日本、イタリア、韓国、ウクライナ、アメリカである。今年のコンクールでは、いくつかの新しい試みがなされている。出場希望者は事前審査なしで公式サイトを通してビデオ映像を送り、参加希望を出すことができるようになった。また、伝統的な「ピアノ」「ヴァイオリン」「チェロ」「声楽」の4つの部門に加えて「木管・金管楽器」部門が追加された。

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日本からはピアノ部門に藤田真央さん、ヴァイオリン部門に服部百音さんと北川千紗さん、チェロ部門に水野優也さん、佐藤晴真さん、上野通明さん、木管・金管楽器部門には齋藤志野さん(フルート)、夏目友樹さん(チューバ)と、合計8名が出場する。

入賞すると、2千~3万ドルの賞金がもらえるほか、卓越したオーケストラとともに世界中の著名な会場でコンサートをすることができたり、レコード会社と組んでCDを出したりと、活躍の幅が広がる。また、全ての部門をまたいでたった一人だけが獲得できるグランプリに輝くと、10万ドルの賞金を手にすることになる。表彰式と入賞者のガラコンサートは、モスクワにおける最新のコンサートホール「ザリャヂエ」で予定されている。コンクールは17日から29日までモスクワとサンクトペテルブルクで並行して行なわれる。

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