イランの濃縮ウラン、核合意の上限超過へ

イラン原子力庁のカマルバンディ報道官は、同国の濃縮ウランの貯蔵量が、イランの核合意(包括的共同作業計画)で定められた上限を超過する見通しであることを明らかにした。イラン学生通信(ISNA)が報じた。
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報道によると、6月27日に濃縮ウランの貯蔵量がイランの核合意で定められた上限300キロを超える可能性がある。核合意では、余剰分は販売することがイランに義務付けられていた。

イラン、核合意の一連の義務履行を正式に停止
なおカマルバンディ報道官は、イランは核合意に参加する欧州諸国が同合意における自国の義務を果たすために行動することにまだ期待していると指摘し、「欧州には必要な決定を承認するチャンスがまだある。我々は堪忍袋の緒が切れた。我々は1年間待ち、さらに2か月を与えたため、彼らにはまだ状況を修正するための時間が少しある」と説明した。

イランのロウハニ大統領は5月8日、イランが核合意の履行を一部停止したことを明らかにし、核合意の履行に戻るために他の合意参加国に60日間を与えると発表した。

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