アクセルの踏み間違えによる事故をゼロへ ワンペダルに期待

高齢者による交通事故が増えるなかで、オートマティック車両のアクセルとブレーキの踏み間違えの例がよく指摘されている。踏み間違えの一番の原因は2つのペダルが並んで配置されていることにある。では並列配置をやめたらどうだろう? ナルセ機材(熊本県)開発の「ワンペダル」はペダルを1つに減らすことで、踏み間違えゼロに挑んでいる。
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ナルセ機材の「ワンペダル」はペダルはブレーキしかない。速度を上げるためには横に取り付けられた足の側面を使って押さねばならない。この「ワンペダル」は価格は20万円くらいで、オートマ車であればほとんどの機種に取り付けが可能。今、注文が殺到しているという。

​この発想が生まれたのはナルセ機材の鳴瀬社長自身の経験による。鳴瀬さんはマニュアル車からオートマ車に買い替えたとき、ペダルを踏み間違え、危うく事故を起こすところだった。その時、ペダル操作に慣れれば踏み間違えはしなくなるということはないと思ったという。

踏みかえ無しで急ブレーキがかけられる「ワンペダル」は現在、人気が高まり、購入まで数か月待ちの状態にある。噂を聞いて購入を希望する人の80%は高齢者。痛ましい事故の歯止めになればと期待がかけられている。

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