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サイト「Live Science」が報じるところ、地磁気調査の過程で、暗黒時代に欧州で建設され、現在のマドリード郊外に位置する西ゴート王国の破壊された首都、レコポリスで壁やその他建造物が見つかった。
今回の発見は、1400年前に建設されたレコポリスはよく見える遺跡から推定するより格段に広大な規模であることを示唆している。考古学チームはまた、街の壁の前にある郊外も発見した。
最大級の建物は他の建造物とは方向性が異なり、その壁の位置はメッカの方向と一致している。レイアウトは中東のモスクにも似ている。しかし発掘調査だけが、建造物は本当にモスクであるかどうか確証を与えられる。
西ゴート族はローマ帝国の衰退後、西ヨーロッパの歴史の中で重要な役割を果たした古代ゲルマン族。西暦4世紀からの民族大移動に参加し、スペイン人とポルトガル人の先祖と見なされている。レコポリスは6世紀に建設され、10世紀までには未知の理由で放棄された。
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