モスクワ 実証実験の顔認証システムが2年で300人超の拘束に貢献

ロシアの首都、モスクワの治安当局は実証実験によって、路上や地下鉄での顔認証システムの有効性を確認した。このシステムは警察の人員を増やすことなく、捜索と指名手配の容疑者の拘束を簡略化した。
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新しい監視システムは、ビデオストリームからの人物を指名手配の人物と照合し、一致した場合には近くの警察官に通知する。実証実験では住居入り口に1千個のカメラを設置し、警察は90人を拘束した。地下鉄に設置したスマートカメラによって、およそ100人が拘束。そのうち62人は全国指名手配中だった。これに加え、モスクワ情報技術局は2年間、17件の大規模イベントで顔認証システムをテストし、警察は152人を拘束した。

モスクワ市は性能を拡張しながら顔認証システムの実証実験を続ける決定を下した。

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