米・NATOは欧州に新たな核ミサイルの展開予定なし

米国防総省のマーク・エスパー長官代行は、米国と北大西洋条約機構(NATO)は中距離核戦力(INF)全廃条約の失効後も欧州に新たな陸上配備型核ミサイルを展開する予定がないと述べた。
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エスパー氏はツイッターに「私はロシアによるINF全廃条約の継続的な違反を協議するため、NATO核計画グループと北大西洋理事会と生産的な会合を開いた。私たちは欧州に新たな陸上配備型核ミサイルを展開するつもりはない。私たちは新たな軍拡競争を望まない」と投稿した。

エスパー氏は続けて、NATOは「私たちの抑止力と保護が信頼できるものであり続けることを保証する」目標にコミットし続けると指摘した。今年はじめ、ロシアが長期間にわたり条約に違反しているとして、米国はINF全廃条約の一方的な離脱を発表した。ロシア政府は批判を全て否定している。プーチン大統領は2月2日、米国による離脱決定に対してロシアも同様の対抗措置を取り、条約の履行を一時停止すると発表した。6月26日、INF全廃条約の履行一時停止を命じる法案はロシア上院で採択された。

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