不審な飛行物体はニコシアから20キロ離れたタシケント村に落下した。地元民の話では落下後、3度の爆発が起き、火災が発生した。これによる犠牲者は出ておらず、数名が避難した。
北キプロス・トルコ共和国のムスタファ・アクンジュ大統領は、今回の飛行物体の落下は中東の軍事作戦によるものとの見方を表している。アクンジュ大統領によれば、落下物の正体を突き止めるため、現在、軍部による調査が行われている。
北キプロス・トルコ共和国の軍事アナリストらは、一つの仮説として物体はS-200によってシリア領から撃ち込まれたミサイルではないかという見方を示しており、同国の外務省も現時点でこの説を裏付けるような発表を行っている。
北キプロス・トルコ共和国は地理的には中東に近いももの、軍事作戦で使われたミサイルが自国領に落下する事態は経験していなかった。
イスラエル空軍、シリアを攻撃
先に、イスラエル空軍はシリア首都ダマスカス郊外にミサイルを発射しており、シリア国営のシリア・アラブ通信(SANA)によれば、これにより子どもを含む4人が死亡、21人が負傷している。