フィギュアスケートの「怪物たち」と競技復帰の意欲について
2016年からソトニコワは大型大会に出場していない。この3年間、彼女は主にアイスショーで滑っていた。そしてこの間、フィギュアスケートは大きく前進した。「私たちのスポーツが進歩していることは良いことです。今、フィギュアスケートはジャンプの面で急速に進歩しています。例えば、(エリザベータ・)トゥクタミシェワはトリプルアクセルを跳びます。そして私は、『彼女は一体どうやっているんだろう?』と考えています」
「ですが私は競技でみんなに『またね』とは言っていません。私が人生で何を求めているのか、文字通りの意味で怪物がいる(強豪ぞろいの)試合に戻りたいのかが、わからないのです。それともやはり、『さよなら』を伝えたいのか」
「ですが今、私には何かが足りません。娯楽用のショー参加では十分に感じられないこの衝動を、自分との戦いを感じたい。人生における転倒などの障害に関わらずに戦って、自分がベストだと証明したい。ですが競技に復帰すれば、上達する必要があります。難しいし、恐ろしいことです」
プルシェンコからの引退の勧めについて
昨年末、プルシェンコはソトニコワに競技から引退し、コーチ業とショーに移るよう勧めた。
「彼(その言葉)には、どこか傷ついた気持ちでした。『一体なぜ?』と思ったんです。ですがそれ以前にも彼とは話をしていました。競技の道を進むか、ショーの道を進むかです。私は当時(2017年)、体重の面で万全ではありませんでした。足(の怪我)の苦しみとストレスで、とても増量しましたから。私は『ジェーニ(エフゲニーの愛称)、万全になって、せめてロシアの大会に出場し、競技の中にいる感覚を得るための時間をちょうだい』と述べました」
夢について
「そうした夢はあります。どんな女性でも願うような、強い絆で結ばれた仲の良い、素敵な家族を持ちたいです。ですがあなたが有名な場合、誰かを信頼することは通常の3倍は難しいです」
幼い時からスポーツ漬けの子どもからは、子ども時代が失われるものでしょうか?
「子どもができれば、私はすぐにスポーツへと送ります。プロフェッショナルなスポーツかどうかは知りませんが、少なくとも、子どもが手持ち無沙汰にならないよう、出来る限りのことを全てします。子どもがどう成長するかわからない以上、小さい頃から規律を学ばせるべきだと考えています。後々、こうしたことが全て、人生に備えさせてくれていたのだと理解した時、子どもは感謝するでしょう」