三井物産とJOGMECは、ロシアLNGプロジェクトに三菱商事だけでなく、他の日本のトップ企業も参画させることができる

ロシアのガス大手ノバテクのレオニード・ミヘルソン社長は記者団に、同社の液化天然ガス(LNG)プラント建設プロジェクト「アークティックLNG2」の持分をさらに日本企業に売却することは検討しておらず、日本企業は「アークティックLNG2」の持分売買契約を締結した三井物産と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)のコンソーシアムを通してプロジェクトに参画することができると語った。
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ミヘルソン氏によると、三井物産とJOGMECは今後9カ月の間に三菱商事だけでなく、その他の日本のトップ企業数社もプロジェクトに参画させることができる。

6月29日、大阪で行われた露日首脳会談後、ロシアのガス大手ノバテクが、三井物産と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に「アークティックLNG2」プロジェクトへの参画に関する10%の持分を売却すると発表された。これにより、日本からの本プロジェクトに対する投資額はほぼ30億ドルに達する。これより前、三菱商事もプロジェクト参画への関心を示していた。

「アークティックLNG2」は、ノバテクの2つ目のLNGプラント。2022年~2023年に生産の開始が予定されている。生産能力は、年間約1980万トンとなる見込み。

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