マスク氏は有名なストリーマーの「ニンジャ(タイラー・プレヴィンス)」から寄せられた、電気バッテリーは航空機の燃料源として使うことが可能かという質問にツィッターで答え、「イエス、可能だ。ただし航空機の場合、まだまだ飛行距離はかなり限定されてしまうだろう。将来、バッテリーの容量が向上した時にこの状況は変わる」と語った。
マスク氏は、航空機のジェット燃料に比較した場合の電気バッテリーの長所を挙げ、ジェット燃料はリチウムイオン二次電池よりはるかに高いバッテリー密度を持つものの、電気バッテリーの方が格段に軽量で、内燃機関のエンジンよりも蓄電を大きなエネルギー効率でエンジンに伝えることができると指摘した。
マスク氏は電気航空機についてはここ10年関心を持ち続けており、いくつかの算出も行っている。それによれば、ジェット燃料用のエネルギー密度は1キログラムあたり400ワットだが、一方でリチウムイオン二次電池の限度は今日1キロ当たり300ワットたらず。ただしこの分野の技術発展はまだ伸び続けており、およそ5年でリチウムイオン二次電池も1キロ400ワットのエネルギー密度には達するとの見方を示している。
エンジン車はマンモスと同じ運命を辿るのか?
世界の自動車市場は今や、専門家が「電気革命」と呼ぶ大きな転換期を迎えている。国際エネルギー機関(IEA)によると、2016年の世界における電気自動車(EV)販売台数は200万台となった。