チェルノブイリ立ち入り禁止区域に観光客用グリーン回廊が設置へ ウクライナ大統領

ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領はチェルノブイリ原発ゾーンの立ち入り禁止を一部解除し、観光客向けの「グリーン回廊」を設ける大統領令に署名した。ゼレンスキー大統領はチェルノブイリ原発への視察でこうした声明を表した。
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10日、チェルノブイリ原発ではゼレンスキー大統領の列席する中で従来の石棺を覆う、新たな建造物の使用開始のセレモニーが行われた。

ゼレンスキー大統領は「我々はチェルノブイリを学者、エコロジスト、歴史家、観光客など、 世界に見せなければならない。今日、私が署名した大統領令は、立ち入り禁止地区が新たなウクライナの成長点へと変容する端緒となるものだ。まず最初に観光客向けの『グリーン回廊』を設置し、汚職の前提条件を取り除こう」と語った。

ゼレンスキー大統領は、「(立ち入り禁止ゾーンへの)検問所に長打の列ができることも、(すでにゾーンに到着した人が検問所で)突然、立ち入りを拒否されることも今後一切なくなる」と指摘した。

ゼレンスキー大統領は動画撮影の禁止など、馬鹿げた禁止事項はこの先なくなると力説した。

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