わずか4日目にして彼らは幸運に恵まれた。餌におびき寄せられたカグラザメが探査艇のライトの前に現れた。サメは船の周りを回り、匂いを嗅ぎ、海底から沈泥を巻き上げた。
別の映像では、何も疑わずにオスのカグラザメが餌を食べている。巨大な肉を飲み込むには、顎を数回動かすだけで十分だった。
カグラザメは体長8メートルまで成長する。これを上回るのはホオジロザメだけだ。また、緑色に光る目を持ち、小さなのこぎりのような歯を使って腐肉を食べる。寿命は80歳に達する。
しかし、カグラザメが自然の「奇跡」と呼ばれる主な理由は、身体構造が過去何100万年もの間変わっていないことだ。
現代のサメと異なり、カグラザメは5対ではなく6対の鰓裂を持つ。ジュラ紀に生息していた水生捕食者にも、同じ数の鰓裂があった。
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