謎に包まれたサメが撮影される 恐竜の時代から進化が止まったサメ【動画】

米OceanXの海洋学チームは、深海に生息するカグラザメの撮影に初めて成功した。研究者が「進化の謎」と呼ぶカグラザメの映像撮影は、センセーショナルな出来事だ。映像に映ったサメは、恐竜が生息していた2億年前に生きていた祖先と見た目が変わらない。
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6月末、チームは、深海探査艇に搭載したカメラでカグラザメを撮影するため、バハマ諸島に向かった。

わずか4日目にして彼らは幸運に恵まれた。餌におびき寄せられたカグラザメが探査艇のライトの前に現れた。サメは船の周りを回り、匂いを嗅ぎ、海底から沈泥を巻き上げた。

別の映像では、何も疑わずにオスのカグラザメが餌を食べている。巨大な肉を飲み込むには、顎を数回動かすだけで十分だった。

カグラザメは体長8メートルまで成長する。これを上回るのはホオジロザメだけだ。また、緑色に光る目を持ち、小さなのこぎりのような歯を使って腐肉を食べる。寿命は80歳に達する。 

しかし、カグラザメが自然の「奇跡」と呼ばれる主な理由は、身体構造が過去何100万年もの間変わっていないことだ。 

現代のサメと異なり、カグラザメは5対ではなく6対の鰓裂を持つ。ジュラ紀に生息していた水生捕食者にも、同じ数の鰓裂があった。

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