フィリピン、デング熱流行で緊急事態宣言

フィリピン保健省は15日、一部地域におけるデング熱感染の流行を受け、緊急事態を宣言した。同国メディア「Rappler」が報じた。
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ランシスコ・ドゥケ保険相は、今年1月1日から6月29日にかけて10万6630件のデング熱感染が確認されており、これは前年同期比85%増だと発表した。今年、デング熱が原因で456人が死亡している。

強い頭痛や高熱、内出血といった症状が現れるデング熱は、何よりも再発リスクが危険だ。デング熱のウイルスには4つの型があり、感染しても免疫を獲得できるのは、そのうちの1つの型だけ。繰り返し感染すると、1度目より症状が悪化し、死亡したケースの大半は再感染に関係している。

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