プレゼンテーションでは、スタートアップが近未来に掲げる目標が麻痺を抱えた患者へのチップの埋め込みであることが明らかにされた。これによって患者は(思考の力で)コンピューターでの作業やスマートフォンの操作が可能となる。
スタートアップはセンサーのプロットタイプも公開した。センサーはミクロレベルの手術で人間の脳に埋め込まれる。
センサーの土台には柔軟性を持つミクロのスレッド(糸)が使われており、そこに搭載されている数十の電極が脳波をとらえ、それを電気シグナルの形でセンサーに送る仕組みになっている。
この技術はすでにマウスを用いて約20回の実験が行われており、埋め込み手術の87%は成功している。
プレゼンテーションでマックス氏は「これは奇妙に聞こえるかもしれないが、我々が最終的にたどり着くのは人工知能との共生だ。これは絶対必要なことではなく、望むならばそういうチョイスがあるということだ。文明のスケールでは実際に重要なことだと私は考えている」と語っている。
初の実験は来年2020年に予定されている。
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