プノンペン・ポストが環境省の情報をもとに伝えたところによると、現在、同省が設置した特別委員会が、海上運送状に「リサイクル材料」とカモフラージュされたリサイクルできないプラスチックごみを密輸した業者を探している。
環境省の報道官はプノンペン・ポストに「政府は、不法輸入に対して引き続き最も厳格な措置を講じる。政府はこのようなごみがカンボジアに運び込まれることを決して許さない。カンボジアはゴミ箱ではない」と述べた。
報道官によると、当局はごみの入ったコンテナを元の国に送り返す日程を決定している。密輸業者は、法律で定められているとおり罰金を支払うことになる。
先に、米紙USAトゥデイは、「24/7 Wall Street 」のアナリストが人口1人あたりのゴミの量が最も多いのはカナダだと算出したと報じた。
ゴミ、輸出国に返送される
マレーシアでは固形廃棄物を輸出国に返送すると発表した。アジア諸国ではマレーシアの前に、フィリピンが他国のゴミを自国内に埋め立てる慣習へと強い反対の方針を示した。日米、カナダ、一部欧州諸国は定期的に自国ゴミを海外に輸出している。だが1年半前、このシステムに不具合が生じた。この流れを作ったのは、世界のゴミ捨て場であることを拒否した中国だ。