赤十字代表は現在の危機状況を生んだ原因について、干ばつの影響で穀物などの収穫量が計画の半分に減ったためと指摘している。
赤十字の北朝鮮ブランチの代表は、飢餓および水に起因する下痢や大腸炎といった病いの蔓延がよく報告されていると指摘している。
飢餓の状況については北朝鮮の国営通信社も認めており、困難な時期に備えるよう、人民に呼びかけている。
赤十字は不作を予測し、収穫増を図って25万3千ドルを投じ、数か所の地域に水の汲み上げポンプを設置していた。この事態を受け、赤十字本部は北朝鮮ブランチに対して、少なくともさらに47万9千ドルを追加拠出し、灌漑システムおよび衛生用器具の買い上げるよう指示している。