カリフォルニアのゴミがネズミの大群を引き寄せている

非政府組織(NGO)「Reform California」は、街に生息するげっ歯類を監視する米カリフォルニア州の23社に質問した。回答した企業の78%は、ネズミが少なくとも50%、場合によっては100%増加していると報告した。
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州当局に提出するためにReform Californiaがまとめた報告書は、ネズミの急増はおそらく都市のホームレスの増加と関連していることを示した。その結果、食品廃棄物を含む路上のゴミの量が増えた。2018年、ロサンゼルスではホームレスが12%増加した。ロサンゼルスよりホームレスの増加が多く確認されたのは米イリノイ州シカゴだけだ。

報告書には、過去6ヶ月間のげっ歯類が引き起こした疾患に関するデータもある。たとえば、ロサンゼルスでは警察官が腸チフスにかかり、レストラン「Buffalo Wild Wings」ではネズミが天井から客のメニュー上に落ちた。

ネズミは腸チフス、ペスト、サルモネラ菌などの危険な病気を広げるおそれがある。

報告書は「げっ歯類が人を噛むことはめったにないため、このように病気が伝染することはめったにないが、げっ歯類が都市部の労働者を噛む件数は増加している。ほとんどの場合、これらの病気はノミや糞便を介して伝染する」と指摘する。

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