記者会見では、吉本会長自身と大崎洋会長について、今後1年間に渡り、減棒50%を続けることを明らかにした。
宮迫は19日に吉本から契約を解消され、翌日に田村とはじめて会見を開いた。謝罪会見の早期開催を吉本興業に何度も希望したが、岡本社長から、「(会見したら)全員首にする」などといわれ、止められていたと主張した。
岡本社長は記者会見で、2人に対する「処分の撤回」 を明言するとともに、「コンプライアンスの徹底」と「芸人、 タレントファーストで物事を考える」意思を涙ながらに表明した。また、「事実関係が明らかになっていない状態での会見は芸人たちを傷つけ てしまう」という思いと、「速く会見したいという彼らの意思の疎通ができなかった」とし、「結果的に傷つけてしまった」と謝罪した。
今後は、コンプライアンスに関しては、タレントらが困ったときに連絡・ 相談できるホットラインを設置することとした。また、タレントファーストについては、「吉本興業は全員が家族、ファミリー」とし、 最高のパフォーマンスができる環境作りに関して、「真の芸人ファーストができていなかった。心からお詫び申し上げる」と語った。
また、もし2人が受け入れてもらえるのであるなら、彼らの思いに耳を傾け、最善の解決策を1から考えたいと、涙ながらに訴えた。
お笑い芸人による闇営業問題は、2019年6月に発覚したお笑い芸人による反社会的勢力への闇営業に関する一連の問題。 この問題では、吉本興業の雨上がり決死隊の宮迫博之(49)やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47) といった多数のお笑い芸人が反社会的勢力の会合に参加し金銭を受領していたとして、社会的に大きな問題となった。