報道によれば、今回のデモ参加者数はプエルトリコで過去最高を記録した。このデモにより、都心では交通の乱れが生じる事態となった。
プエルトリコのメディアは今月初め、ロセジョ知事と幹部との間で交わされたインターネット上のメッセージを入手し、その内容を報じた。この中でロセジョ知事は、地元出身の人気歌手で同性愛者であることを公表しているリッキー・マーティン氏を下品な表現で侮辱していたほか、女性の政治家や専門家を性的に貶める表現を行っていた。
2年前、ハリケーンで大きな被害を受けたプエルトリコでは、復興の遅れや、自治政府幹部の汚職事件などで住民の不満が高まっている。トランプ大統領も22日にコメントを発表し、連邦政府から920億ドルもの復興予算を割いたにもかかわらず、遅々として進まない現状にいらだちを示し、「無能だ」と自治政府を批判した。ロセジョ知事は「次の選挙には立候補しない」と表明したものの、辞職は否定している。
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