メイン・デッキでは、乗組員が岸までの行き来に使った特別な小船が見つかった。
船首、装飾の断片、ウインチの一部の保存状態は良好。学者らは保存状態の良さについて、船が見つかった水深と関係しているとの見方を示している。この水域の海水は塩分濃度が低く、水温もはるかに低いため、木造船に害を与える可能性がある海洋生物にとっては不利な環境。
学者らは、船をより詳細に研究するために遠隔操作機器を使って沈没船の3Dモデルを再現した。船の長さは約16~18メートルで、コロンブスの19メートルの旗艦「サンタマリア号」より少し小さい。
学者たちは、これまでにバルト海で発見された船の中で最古だと指摘している。学者らは、船の持ち主や沈没した死因を明らかにするために研究を続ける意向。
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