海洋生物学者らは「我々はこの種のサメを1979年に沿岸部で発見したと勘違いしていた。その際のサメの体長は40センチだった」と説明している。
そのサメは、長い間、同種のものとしては唯一捕獲に成功した個体で、それはフクロザメ(Mollisquama)と命名された。
ところが先日、海洋学者らによってさらに別の小型サメが捕獲された。しかも体長はわずか14センチ!
骨格の研究で今回のチビ・サメは1979年に捕獲されたものより脊椎の数が少ないことがわかった。
この小型サメも深海に生息する生物によくみられるように、内臓が光を発していた。臓器は腺から出る粘液でいっぱいになっており、その中に棲むバクテリアが発光している。発光させることでサメは大きな肉食性の生物を威嚇し、同時に小型生物の捕獲の際の照明に用いている。
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