トランプ大統領 スクリパリ事件に関する新たな対露制裁を発動

トランプ米大統領は元ロシア諜報機関職員のセルゲイ・スクリパリ氏とその娘のユリア氏に対する服毒未遂事件に関する対露制裁第2弾を発動する大統領令に署名した。ポリティコ誌が米大統領府内の2人の消息筋からの情報として報じた。
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ポリティコ誌は「ドナルド・トランプ米大統領は2018年にロシアの二重エージェンシーのセルゲイ・スクリパリ氏およびその娘に対する襲撃に化学兵器を用いたことに対し、ロシアへの制裁発動の大統領令に署名した」と報じている。

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大統領令の詳細については明らかにされていない。

ソールズベリー事件

2018年3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件へのロシアの関与を主張しているものの、未だにその証拠は提示されていない。

同事件に関連し、当時のメイ英首相はロシア外交官23人の1週間以内の国外追放や、ハイレベルでの2国間コンタクトの凍結などを含むロシアに対する一連の措置を行った。

ロシアは事件への関与を断じて否定し、英国の非難を証拠のない挑発だと指摘している。

米国務省はスクリパリ事件に関する初の対露制裁を2018年8月27日に発動している。制裁は化学兵器の管理およびその軍事的使用の禁止についての法律に基づいて発動された。

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