INF全廃条約 米国主導で8月2日に失効 ロシア外務省

2日、中距離核戦力(INF)全廃条約が失効した。ロシア外務省が発表した。
この記事をSputnikで読む

条約の失効に関しては米国の主導で行われたと強調された。

中国、河野外相のINF全廃条約に代わる新たな枠組みづくりに反対
INF全廃条約は1987年に旧ソ連と米国の間で締結されたもの。両国は、中・短距離範囲での地上基地の弾道および巡航ミサイルのすべての複合体の廃棄に義務を負っていた。

同条約の効力発行から30年が経過した2018年の10月、米国のトランプ大統領はロシア政府が条約に違反しているとして米国のINF全廃条約からの離脱を表明した。しかし、米国からはそのような事実を証明するものは提示されなかった。

2019年、こうした米国の行動に対しロシアは、INF全廃条約の履行義務を停止した。

関連記事

コメント