シベリア森林火災 露国防省航空隊が4日朝から7万ヘクタール超を鎮火

ロシア国防省の航空隊は8月4日朝からクラスノヤルスク地方、イルクーツク州の7万ヘクタールをこえる森林火災地帯で消火活動を行い、鎮火させた。同省が明らかにした。
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消火活動には軍用機Il-76VTA、ヘリコプター Mi-8、ソ連、ロシア製の大型ジェット輸送機 Il-76(NATOのコードネーム「キャンディッド」)が用いられた。

Mi-8(NATOのコードネーム「ヒップ」)は多目的ヘリコプターでソ連で1960年代に開発された。2基のエンジンのヘリコプターとしては世界最大で、今までに1万2千機が製造されている。

シベリアの森林火災は7月末に発生。4か所の構成体で非常事態令が発動された。火の手はイルクーツク州、クラスノヤルスク地方の全域とブリヤート共和国の2つの地区およびサハ共和国(ヤクート)の1地区で上がっている。火災のかなりの部分が人の入りづらい山岳地帯で起きているため、居住地へ広がる恐れはない。

煙は西シベリア一帯に広がり、ウラル連邦管区まで達している。この先、モンゴル、アラスカ、カナダまで到達するものと予測されている。

シベリア森林火災はSNS上で大きな反響を呼んでおり、ハッシュタグ #savesiberianforestsでその模様は拡散している。

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