岩手・大槌町長に現職平野氏 再選、旧役場庁舎を解体

東日本大震災で被災し、役場庁舎解体の問題に揺れた岩手県大槌町で6日、任期満了に伴う町長選が告示され、無所属の現職平野公三氏(63)以外に届け出がなく、無投票での再選が決まった。
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町では、津波で当時の町長や職員計28人が犠牲になった旧役場庁舎を巡り、保存か解体かで住民の意見が割れた。平野氏は解体を公約に掲げ、2015年の前回町長選で初当選。町は今年1月に、旧庁舎を解体した。

今月5日には、旧庁舎が津波にのまれた状況をまとめた震災記録誌を刊行。再選が決まった後、平野氏は「震災を受けた経験を忘れない、伝える、備えることで、大槌らしい町づくりをしたい」と述べた。

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