ノートルダム大聖堂 修復案コンクールで中国人デザイナーらが優勝

火災で損傷したパリのノートルダム大聖堂の修復案を募るコンクール「デザイン・ノートルダム」で中国人デザイナー・グループが1位を勝ち取った。コンクールは米国の出版社「GoArchitect」の組織によるもので、仏政府、カトリック教会、ノートルダム大聖堂とは一切関係がない。
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コンクールには総勢226人のデザイナーが応募。記名投票により、中国人デザイナーらによるプロジェクト「ZEYU CAI & SIBEI LI」が見事優勝した。

ノートルダム大聖堂 修復案コンクールで中国人デザイナーらが優勝

「ZEYU CAI & SIBEI LI」の提案はゴシック建築の大聖堂を最新素材で修復するというもの。鏡製の屋根を葺き、焼け落ちた尖塔に代わって「磁性による空中浮遊的インスタレーション」を据えている。

これより前、建築家たちは、屋上に植物でいっぱいの巨大なパビリオンを配置し、火事の記憶を留めるため、尖塔をステンドグラスで覆うか、尖塔そのものを赤い色にすることを提案していた。

ノートルダム大聖堂 修復案コンクールで中国人デザイナーらが優勝

4月15日夜、ノートルダム大聖堂で火災が発生。火は大聖堂の屋根や尖塔の大部分を燃焼。消防隊員らの懸命な消火活動のおかげで火は翌日朝に消し止められた。大火事で3人が被災している。エマニュエル・マクロン仏大統領は、大聖堂の復興には5年かかると表明した。

先にフランスの歴史的建造物主任建築家フィリップ・ビルヌーブ氏は、 ノートルダム大聖堂は異常な暑さにより崩壊のおそれがあると語った。

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