ベネズエラ大統領 米大統領令を「非伝統的な形の戦争」と非難

ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国はベネズエラに対して非伝統的な形での戦争を行っているとする非難声明を表した。この発言は7日、サイト「グレイゾーン」上に発表された。
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マドゥロ大統領は、「ベネズエラは幾度も繰り返される無慈悲で犯罪的な暴力の犠牲となっている。米国民はこれが戦争であることを知らねばならない。専門家らはこれを非伝統的(な戦争)と呼んでいる。これは経済、金融、貿易の戦争だ」と語っている。

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マドゥロ大統領は米国はあらゆる手段を尽くしてベネズエラが世界で薬、食料品、商品、原料を買えないようにした上に世界の諸銀行にあるベネズエラの口座の200億ドル以上を凍結したと指摘した。

マドゥロ大統領はさらに米国政府が石油危機に乗じて米国にあるベネズエラの石油関連企業「シットゴー」を「押収した」と非難した。

8月6日、トランプ米大統領はベネズエラ政府の国有財産及び資産の凍結を行う大統領令に署名を行った。ベネズエラの中央銀行および石油会社「PDVSA」も資産凍結の対象になっている。

今年の2月、ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国は武力干渉の計画を実現し、ラテンアメリカで戦争を開始するためにベネズエラで危機を扇動しているとの考えを表した。

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