7日夜、首都ビシケクから20キロ離れたコイ・タシュ村にあるアタンバエフ容疑者の邸宅に奇襲がかけられたが、アタンバエフ容疑者の支持者らが銃で応酬したため、作戦は失敗。8日にかけられた3度めの奇襲でようやく逮捕にこぎつけた。
奇襲作戦で特務部隊の隊員1人が死亡、80人が負傷した。
同国のソーロンバイ・ジェーンベコフ大統領は、アタンバエフ容疑者は憲法に違反し、治安維持部隊に対して武器を用いて抵抗したことを明らかにしている。
アタンバエフ容疑者は2011年から2017年の間、キルギス大統領に就任。現政権の発案による捜査でアタンバエフ容疑者には汚職に関与し、偽の書類を用いて大物の犯罪者らを野放しにしていた嫌疑がかけられた。
アタンバエフ容疑者は私有財産の不可侵権を剥奪された。裁判で容疑が確定した場合、終身刑が言い渡される恐れがある。
アタンバエフ容疑者自身は再三にわたって嫌疑を否定している。