ジバンシィとコーチがヴェルサーチに続いて間違った地図をプリントした服の販売を謝罪

フランスのファッションブランド「ジバンシィ 」と米国のファッションブランド「コーチ」は、イタリアのファッションブランド「ヴェルサーチ」に続いて、中国の間違った地図をプリントした服を販売したことに対して謝罪した。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
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同紙によると、ジバンシィとコーチはヴェルサーチと同じように香港と台湾を独立した国のように思わせる表記がなされているTシャツを販売した。両ブランドは中国の主権と中国国民の感情を尊重すると発表し、謝罪した。

​ニューヨーク・タイムズ紙によると、今回の出来事を受け、中国でコーチの広告塔を務める中国人モデルのリウ・ウェンさんが、コーチとの契約を解除する意向。

先にヴェルサーチは、Tシャツとパーカーに中国の特別行政区である香港とマカオを独立した国のように表記したことに対して謝罪した。

​ヴェルサーチは、間違った地図がプリントされた服は7月24日から販売中止とし、すべて処分したと発表した。

この間違いにより、ヴェルサーチの広告塔を務めていた中国人女優の ヤン・ミーが契約を解除した。

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2018年11月、イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ 」をめぐるスキャンダルが勃発した。発端となったのは、ドルチェ&ガッバーナがSNSに投稿した複数の動画。

これらの動画では、中国人のモデルがピザやスパゲッティ、カンノーロを食べようと試みている。その際、ナレーターの声が、これらの料理を食べるために箸を使おうと試みて失敗していることについて、大部分の中国人ネットユーザーが屈辱的で人種差別主義的でさえあるとみなしたフレーズを使って解説している。

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