ボドロヴァさんによると、給料が少ないため別の収入源を見つけることにしたところ、知り合った女性から配達員として副収入を得ることを勧められ、そのために会社を立ち上げることを提案された。
ボドロヴァさんは「仕事を与えてくれる」女性と一緒に銀行へ行き、大量の書類にサインしたが、その際「メガネがなかった」ため、「サインしたものは見えなかった」という。
ボドロヴァさんは「それから半年後、審理のため法廷に出頭する電報を受け取りました。私はそのような金額(約20億ルーブル)を支払わなければならないと言われました。私は笑いましたが、その後、ショックを受けました」と語った。
モスクワの裁判所は2016年、書類上、借り入れをした会社の創立者で、借入名義人となっているボドロヴァさんから、18億2000万ルーブルの債務と、1億2700万ルーブル(遅延損害金)を取り立てることを決定した。
モスクワ地方人権問題全権代表のエカテリーナ・セミョノワ氏は、ボドロヴァさんの件を管理下に置いた。