女性脱北者とその息子 韓国ソウルのアパートで遺体で発見

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の女性脱北者とその6歳の息子が韓国のソウルのアパートで遺体で発見された。2人は飢餓により死亡したもよう。13日、ニュースサイト「チャンネル・ニュース・アジア」が報じた。
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同サイトによれば、2人の遺体は7月31日にアパート管理者が部屋の中で発見した。このアパートには元北朝鮮国籍のハンという名前の女性が暮らしていたが連絡がとれず、家賃も滞納し、水道も止められていた。

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ハン氏とその息子が最後に目撃されたのは2ヶ月前。警察によれば、冷蔵庫には赤唐辛子しかなかった。餓死の可能性が高いが、確かな原因については公式には明らかにされていない。

ハン氏は2009年に韓国に脱北してきた。中国出身の韓国人と結婚し中国に移った。

夫婦には息子が1人いた。今年1月に離婚し、ハン氏は息子と共に再びソウルに移り住んだ。近所との付き合いはなく、静かに暮らしていたという。

通常、北朝鮮の元住民は韓国政府に保護され、ある程度の援助を受け、その場合毎月およそ100ドルが支給される。ハン氏は地元当局の訪問にも応対せず、その支給すら受けていなかった。

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