香港一の富豪、カオスと暴力の停止を呼びかける

香港一の富豪で、世界の大富豪の1人でもある李嘉誠氏(91)は、大規模な反政府デモによるカオス(大混乱)と暴力をやめるよう公に呼びかた。
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李嘉誠氏は、香港の実業家で慈善家、アジアで最も影響力のあるビジネスマンの1人(ビジネス界では「スーパーマン」と呼ばれている)。

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2019年6月時点の情報によると、李氏は世界の富豪ランキングで30位、資産は約300億ドル。

16日、李氏は広報担当者を通じて香港での抗議活動に関するメッセージをマスコミに投稿し、現在は暴力をやめることが最重要課題であると訴えた。

李氏のメッセージでは「地獄への道はしばしば善意で敷かれている。起こりうる結果について考えなければならない。私たちの自由、他者への同情、法の支配を尊重するように、われわれは中国市民と香港住民のアイデンティティを大切にしなければならない」と述べられている。

​また李氏は「若者は、将来の居場所が手に入らないことを常に恐れている...  香港住民は『一国二制度』の原則でつくられたユニークな時間と場所を尊重しなければならない」と指摘している。


香港では、中国の法律に違反している疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。

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