ロシアのヒューマノイドロボット 「ソユーズ」で初の宇宙飛行へ出発

ロシアの開発したヒューマノイドロボット「フョードル」が宇宙船「ソユーズMS-14」に乗り込み、初の宇宙飛行に出発した。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からの打ち上げの模様はロシアの国営宇宙企業「ロスコスモス」によって生中継された。
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打ち上げは日本時間で8月22日12時38分。発射の瞬間、フョードルは58年前、初の有人宇宙飛行に出発したユーリー・ガガーリンが発したのと同じセリフである「パイェーハリ!(さぁ、出発だ!)」を2度繰り返している。ガガーリンは1961年4月12日に宇宙船「ボストーク」に乗って宇宙空間に繰り出した。

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発射から8分49分後、ソユーズMS-14は軌道に投入され、国際宇宙ステーションへと進路をとった。ソユーズはステーション到着まで、2日間にわたって自動操縦による飛行を続ける。

ヒューマノイドロボットが宇宙飛行を行う例はフョードルで2度目。初飛行は2011年、米国の「ロボノート-2」によって行われたものの、部分的な故障を起こしたため、2018年、修理を行うために地球に送り返されている。

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