実験には414人の大学生が参加。3グループに分けた学生らには全員特別なテストを受けさせた。最初のグループにはテストの前後に休憩時間を取り、スマートフォンの使用を行わせ、もう一方のグループにも同様にテストの前後に休憩をとらせたが、スマートフォンの使用は許可させず、第3のグループには休憩をはさまずに同じテストを受けさせた。
その結果、休憩時間にスマートフォンを使用した学生は休憩を挟まずにテストを受けた学生らとほぼ同じ結果を示した。スマホを片手に休憩した学生はスマホを使用しなかった学生や休憩なしでテストを受けた学生に比べ、問題を解くのに19%長い時間を要した。また回答の正解率も、スマホを使用した学生はスマホを使わずに休憩した学生に比べ、22%も低かった。
ラトガース大学の研究者らは、スマートフォンの使用がこうした悪い効果を示したことについて、「単に電話を見ているだけでも、メッセージを確認し、人とコミュニケーションし、情報のアップデートをしなければと常に自分を強いていることから説明がつく」と原因を解釈している。
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