中国商務省は「米国は8月24日、中国からの輸入品、5500億ドルに対し、関税引き上げの意向を発表した。中国はこれに断固として反対を示す」とする声明を表した。
先日、トランプ米大統領は、9月1日からの中国製の輸入品、3千億ドルに対する関税引き上げ率を予定していた10%ではなく、15%とし、10月1日から別のカテゴリーの中国製品、2500億ドルには25%に代わって30%の関税引き上げを行うことを明らかにしていた。
米国は4月初め、米製品に対し中国が知的権利を侵害していることに対する報復として輸入関税を導入する可能性がある中国製品1300品目からなるリストを公表。
一方、中国国務院は、米国から輸入される106品目の製品に対し25%の関税導入を決定した。
その結果、あとに続く数カ月にわたって、双方は極めて攻撃的な政策を互いに対して実施してきた。エコノミストらの話では、このことは世界経済を不安定化させる可能性がある。