ガーディアン紙の消息筋によれば、トランプ氏は自分のイニシアチブに他のサミット参加者から反対が示されると、それを退け、イラン、シリア、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)等の問題を討議する上でロシアの参加は不可欠と主張した。
トランプ氏のこの姿勢に賛同したのは退任間近のイタリアのコンテ首相のみで、日本の安倍首相は中立を保ち、他のドイツ、英国、カナダ、フランスの首相らとEUのトゥスク大統領(首脳会議の常任議長)はロシアのG7復帰は許可できないと主張した。
ガーディアン紙の消息筋の話では、この瞬間、会談の場は騒然とし、「首脳の大多数はG7は7か国のリベラルな民主主義的クラブ、社会にとどめるべきだと主張し、これを理由にそれに即さないプーチン大統領を復帰させることは不可能だとトランプ氏に申し立てた。」