釧路の海上保安部によれば、28日の早朝、 宮城県漁業協同組合唐桑支所に所属するカジキ流し網漁船「 第三十八順栄丸」(19トン) と連絡が取れなくなった仲間の漁船から連絡が入った。
午前9時頃、捜索していた海上保安庁の航空機が釧路の南およそ1 10キロの地域で、転覆した船の上に7人がいるのを発見した。 ただちに巡視艇が現場に向かい、昼前には7人全員を救助した。 けが人はいないという。
釧路の気象台によると、漁船が操業していた区域は当時、 低気圧の影響で強風が吹いており、 気象台は海上強風警報を発表し警戒を呼びかけていた。
漁船は転覆する直前、 船長が横波を受け危険な状態にあると仲間の船に連絡していた。