トヨタとスズキが資本提携 自動車業界での再編すすむ 変革期迎え生き残りかけ

28日、トヨタ自動車とスズキが資本提携を行うことを発表した。トヨタがスズキに960億円(株式の約5%)を出資し、スズキもトヨタに480億円程度の出資を行う。資本提携に踏み切ることで関係をいっそう強化し、今後の開発で協力を発展させていく。
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自動車業界は、大きな変革期を迎えている。世界各地で厳しくなる環境規制への対応としての電動化、AI(人工知能)やセンサーなどを用いた自動運転技術の発展、インターネットを経由したさまざまなサービスなど、最先端技術の開発競争が激化している。まさに変革の時代といえる。

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トヨタとスズキが資本提携することで、業界の再編も大きく進み、国内の自動車メーカーは資本関係で3グループ(トヨタ、日産・三菱、ホンダ)に集約されることになる。

資本提携を進めることで、各企業が互いの株式を持ち合い、協力関係が強まる。契約による業務提携よりもいっそう技術や開発の分野などで強固な関係を構築することができる。変革期を乗り切るために各社が資本提携を推進する目的はこうした点にある。

発表によれば、両社は自動運転の分野をはじめ新しいフィールドで協力を促進しな がら、長期的な関係を構築していくという。互いの得意分野や販売ルートを生かし、かつてない変革の時代をどのように乗り切っていくのか関心が高まる。

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