文大統領はバンコクポスト紙からの取材に、「私は、韓国とも日本とも協力関係にある、近しい友人であるASEANに、対話と外交の協議の道へ日本を向かわせるために共に作業を行うよう依頼したい」と語った。
文氏はさらに、「深刻な憂慮を呼ぶのが、日本が昨今、韓国に対し、歴史問題に関して根拠のない経済的虐待を行使したことだ。日本が長年にわたって自由貿易から著しい利益を得、国際舞台でも自由貿易を擁護してきたことを考えると、これはよりショッキングな事実だ。日本の措置で蒙った損害は韓国だけでなく、世界経済にも否定的影響を及ぼすだろう」と確信を表した。
文大統領は、韓国政府はこの問題を対話を通じた外交路線で解決する姿勢だと指摘した。
8月はじめ日本の閣僚は今月末に韓国をホワイト国のリストから削除する決定を下した。この問題の公式な原因について日本政府は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への国連制裁に韓国が違反したことを上げた。
日本は7月1日、韓国向け半導体材料の輸出管理の強化を発表していた。これにより日本企業は、サムスン電子、SKハイニックス、LGディスプレイなどの企業を含む韓国向けの半導体材料の輸出について、契約ごとに許可の取得が義務付けられた。