消失か破壊か  英国でEU離脱テーマのバンクシー作品が消えた【写真】

イギリスのEU離脱をテーマにした、ストリートアーティストのバンクシー氏の最も有名な作品が英ドーバーの建物の壁から姿を消した。ストリートアートは白いペンキで塗り潰され、壁は足場で隠された。
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港町ドーバーの建物の壁全体にアートが登場したのは2017年5月。アートには、労働者がEU旗の12の星の一つをハンマーで削り落とす様子が描かれていた。匿名アーティストのバンクシー氏は自身のインスタグラムで、この絵が自身の作品であることを打ち明けた。作品は100万ポンド(約1億2千956万8785円)の価値があるとされていた。

​8月25日、この建物の壁は足場で隠され、アートそのものはペンキで塗り潰された。足場を設置したDeal Scaffolding社は、設置の依頼を受けたと発表している。

​アートの消失には地元住民が不満の声を上げており、そのうち多くは、建設作業を破壊行為だとしている。

​しかし謎なのは、壁画は破壊されたのか、それとも消失したのか、ということだ。もしかしたら、アートが姿を消したのは、謎のアーティストのいつもの冗談に過ぎないのかも?

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