フランス南東部のリヨン近郊にある地下鉄の駅前で31日、ナイフを持った男が突然通行人を次々と襲い、19歳の男性が死亡し、8人がけがをした。警察は男1人の身柄を拘束した。取り調べによれば、この男はアフガニスタン出身で難民申請中だったと伝えている。
フランスでは2015年に国際テロ組織「ダーイシュ(IS,イスラム国)」のメンバーらがパリのコンサートホールなどを次々と襲撃して130人が犠牲になった同時テロ事件が起こった。その後も過激思想を持つ人物によるテロ事件があとを絶たない。
今回の現場から西におよそ4キロ離れたリヨン中心部では、今年5月に歩道に置かれていた爆発物が爆発し7人がけがをするテロ事件が起きており、相次ぐ事件に市民の間では不安が広がっている。
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