香港 大学生、中高校生ら数百人が授業ボイコット

香港では新学期の授業が開始された後も、学生の授業ボイコットが続けられている。一連の高学年は二手に分かれ、香港の都心と香港中文大学の反政府集会にそれぞれ参加している。
この記事をSputnikで読む

ツイッターが実写版「ムーラン」ボイコットを呼びかける 主演女優の香港警察支持を受けて
授業に出る決心をした学生らもボイコットする学生らへの連帯を表す、黒のハチマキをしめて登校した。

香港では、中国の法律に違反している疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。ここ数週間、抗議デモではデモ隊と警察の激しい衝突が起こっている。抗議デモは市内のさまざまな場所で行われており、参加者らは公共交通機関を妨害したり、複数の道路を封鎖した。

ボイコット市民らの要求とは?

ボイコットする市民は政府に対し、「逃亡犯改正案」の完全撤回、警察の行動を調査する独立委員会の創設、拘束された集会参加者全員の釈放、抗議行動を大規模騒乱と同等に扱わない、民主主義的な直接選挙実施のための選挙改革を実施の5項目の要求を掲げている。


「雨傘革命」と呼ばれ、 5年前に同じ場所で行われた大規模な抗議行動は、 選挙制度改革に関連したものだった。しかし、 1997年に英国政府から中国に管轄権が返還されて以来、 香港ではこの間のような大規模な行動が行われたことはなかった。

コメント